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職人の声

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vol.5 クリーナー 谷畑進一

仕事と将来

- 職人になったきっかけを教えてください。
「職人になる前は15年間運送業界に勤めていました。早朝から深夜まで働く体力勝負の仕事だったので、仕事を進めていくに連れてもっと自分自身の身になる事をしたいし、手に職をつけたいと考えるようになりました。将来を見据えたときに、家族との時間をもっと大切にできる働き方をしたかったですしね。」
- 様々な職業があるなかで〝職人業〟を選ばれた理由は何ですか。
「前職の職場でハウスクリニックの営業さんとの出会いがあったんです。色々とお話させていただく機会があり、業務の話をしている中でクリーニング職人の仕事についてお話を聞く機会がありました。ハウスクリニックでのクリーニング職人の仕事は、賃貸物件をメインに退去後の部屋を次の入居者の為に綺麗に掃除する仕事だという事、自分の力量次第で勤務時間や働き方もある程度自由にスケジュールできる事や、経験を重ねればステップアップも可能な仕事だという事を教えていただきました。職人なら手に職を持てますしね。
今までの人生の分岐点を振り返ると、人との恵まれた縁が多く、その出会いを大切に自分の進みたい道を決めてきました。なので当時の出会いも自分を後押ししてくれていると思いましたし、人生においての大事な分岐点だと考えクリーニング職人になろうと決断する事が出来たんです。」

確立させる自分のスタイル

- 職人業の第一印象はどうでしたか?
「実は叔父がクロス職人でして、高校卒業後就職するまでの期間に、手伝いで部屋の壁紙を貼り替える手伝いをしていたんですよ。なので職人業に無縁というわけではなかったんです。職人というと叔父の職人姿をみてきたので、頑固なイメージがありましたね。極端な例えでいうと、「職人がこう言ってるんだからこれでいいんだ!」と言い出す現場。そこまで言い切っていると職人気質で尊敬できるんですが、それが短所になってしまうこともある。その頑固さゆえにプライドが邪魔をしてしまい、融通がきかないことで職人自身が損をしてしまうこともあるんですよね。なので、私は職人という肩書やプライドにとらわれすぎることなく、物件を只々綺麗にすることだけを考えた働き方をしようと心がけています。」

仕事と向き合うということ

- 6年間職人の仕事を続けてきたからこそ思うことや気づいた事はありますか?
「賃貸=借り物ですが、物件を大切にする気持ちを多くの人にもっていただきたいですね。今までクリーニングしてきたなかには、どうやって暮らしていたんだろうと思った汚れのヒドイ部屋もありました。入居前の部屋は綺麗であって当たり前なので、入居者の方に物件の事を考えてもらう機会って中々ないと思うんですが、少しでも物件のことを気にかけてもらえたらなって思います。綺麗な状態の物件をできるだけ多くの人に共有したいですし、その方が物件にとっても嬉しいですからね。
気付いた事としては、小さな心使いやコミュニケーションも大事にすれば自分の仕事に活きてくるという事です。クリーニングの基本の話しなんですけど…。物件に入る時、怪我や汚れ防止の為に素足にならず靴を室内履きに履き替えるんですよ。こうした過程は見えずらいものですが、だからこそ気を抜いてはいけないと改めて思うんです。小さな気の緩みも仕事の仕上がりにでてくると考えていますので。あとは、挨拶は必ず自分からするとか、仕事で関わった人に少しでも良く印象をもってもらえるように心がけています。例えば、私と、私と同じ位の技術をもった人とどっちにまた仕事依頼をしようかと迷った時に、「谷畑は挨拶が良いよな。」とか思ってもらえれば一歩リードなんですよ。どんな職業も〝人対人〟の仕事ですから、そういったことの積み重ねで得る仕事もあると思っています。

姿勢や意識を伝えられる職人でありたい

- 今後のビジョンを教えて下さい。
「まずは、叔父に教わっていた経験を活かしクロス職にもう一度取り組みたいと考えています。仕事の幅を広げる為にもクリーニングに特化せず、クロス施工もできる職人になり、ゆくゆくは電気工事士の資格をとって設備もいじれる多能工職人を目指していきます。投げかけられたものに対して常に応えられる職人になりたいので、現状に満足することなく進んで学んでいきたいと考えています。父親としても子供たちに働く事の大切さをしっかり伝えられるようありたいです。職人業では親子で職人をやっている人もいますが、子供たちには後を継ぐ事だとかにはこだわらず、自分のやりたいことを見つけて取り組んでもらえれば嬉しいし全力で応援したいと思っています。なので、社会人としての仕事の楽しさややりがい、人との関わり方とかを伝えられたらなと。仕事が終わって家に帰ってきた私の姿や表情が良ければ、「仕事が充実してるんだな、なんか楽しそうだな。」って伝わりやすいと思うんですよ。そういう姿を見せたい!
その為にも、仕事で関わった人にまた一緒に働きたいと思ってもらえたり、負けずに自分も頑張ろうと思ってもらえるような、そんな姿勢や意識をもった職人であり続けたいです。」

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