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職人の声

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vol.4 多能工 郡司誠

探る技

(郡司)「職人になる前は洋服のクリーニング屋で働いていました。でも、もっと自分の能力を試せる環境で自由に働きたいと思い、知人の紹介で<物件の清掃をするクリーナー職人>になりました。」
(インタビュアー)-この職業は自分の力次第で、働く時間や量もかわってきますもんね。掃除が仕事となるとプライベートな家の掃除と違って、例えばキッチンはここまで綺麗にしたから完了!という判断を自分ではなくお客様の視点で見ないといけませんが、そういった判断基準はいつ頃どんな風につかみましたか?
(郡司)「クリーナーになってからは毎日が勉強でしたね。基礎を教わり後は見て学ぶ事と自分の感覚が頼りですから…2.3年は掛かったんじゃないですかね。人それぞれつかみかたはあると思いますが、私の場合は自分の作業レベルに段階をつけました。作業の終わった物件には必ず営業さんが確認に来ますが、その時の作業レベルの仕上がりに対してどういった反応があるのか。そういったところから探って学んでいきましたね。もちろん、どんなに綺麗にしても時間をかけすぎてはいけないので、作業ペースの配分を考える事も大事です。」

「この家に住む人」が自分だったら。

(インタビュアー)-作業をしていくなかで、こだわりや気にかけていることはなんですか?
(郡司)「トイレは便器の目に見えない裏側まで磨きますし…結果全てですね!すべて気になることが当たり前のことなので、<もし自分がこの家に住むなら>と入居者さんの気持ちになって掃除しています。作業のこととは少し離れますが、職人として気にかけていることは<常に危機感をもって働く>ということですね。安定した仕事を得るためにも、技術面だけではなく精神的にも自分を追い込むくらいの意識をもって仕事に取り組むことは大事だと思います。
(インタビュアー)-技術と気持ちが伴ってこその職人業なんですね。親方から学んだ技術と知識は、今も変わらず使い続けているんですか?もしくは自分が働いていくうえで、こっちの洗剤の配合の方がいいんじゃないか等アレンジをしていくものなんですか?
(郡司)「仕事に慣れてからは、綺麗にすることだけではなくそういった事にもやはり考えがいきます。道具や洗剤の種類をかえて色々試しましたけど、やっぱり最初に教わったものが一番良かったですね。」

全てを身に着ける。

(インタビュアー)-クリーナーから今ではクロスの貼り替えまで学び、いわゆる何でも屋さんとして多能工職人へと歩まれているわけですが、今後の仕事にはどういった将来のビジョンをもっていますか?
(郡司)「まるごと一件請負いたいです!自分で全部やりたいですね!!最近では電気配線をいじれる電気工事の資格を取得したんです。なので出来る事も増えてきていますし、自分に出来ることはこれからもどんどん学んで吸収していくつもりです。それと私たち職人は、ほとんどの場合黙々と1人で仕事をこなしているので、コミュニケーションの場を作りたいです。会社の社員さんはもちろん、職人さん達で集まる職人会なんてあったら嬉しいですね。」

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